景況調査(令和3年度、上期景況調査)
令和3年4月~6月期(今回の調査結果と、前回の令和2年下期調査結果との揺れ幅を比較)
改善が見られたが、続くコロナ禍で先行きは不透明
全業種総合の売上DIは▲12.9、採算状況DIは▲17.2を示し、前回の調査(令和2年10月~12月)の調査と比べ売上は34.6㌽、採算状況は21.1㌽と悪化幅が縮小した。商業においては、コロナ禍が続きイベントは実施されない状況の中、仕入単価の上昇など厳しい面もあるが、ワクチン接種が進んでいることもあり、若干の改善が見られた。
来期(令和3年7月~9月)は、売上DIは▲19.6(6.7㌽下降)、採算状況DIは▲22.7(5.5㌽下降)と悪化幅が拡大の見込み。
商業(配布220/回収78/回収率35.4%)
製造業(配布140/回収54/回収率38.5%)
建設関連業種(配布130/回収31/回収率23.8%)
※ポイント(DI値)については、プラス要素の回答割合からマイナス要素の回答割合を差し引いた値で、景気動向調査の指数を意味しています。
令和3年度上期調査 前年同期比(DI値比率)グラフ
景況調査(令和3年度、下期景況調査)
令和3年10月~12月期(今回の調査結果と、前回の令和3年上期調査結果との揺れ幅を比較)
感染再拡大により先行き不透明
全業種総合の売上DIは▲11.4、採算状況DIは▲11.4を示し、前回の調査(令和3年4月~6月)の調査と比べ売上は.5㌽、採算状況は5.8㌽と改善した。来期(令和4年1月~3月)は、売上DIは▲15.4(4.0㌽下降)、採算状況DIは▲19.5(8.1㌽下降)と悪化の見通し。
【商業】緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が解除され、また、秦野市の販売促進事業(地元応援クーポン券)の効果もあり、改善が見られたが、年明けからの急激な感染拡大により、先行きは不透明である。
【製造業】売上高・受注状況ともに前回の調査と比べ悪化。原材料単価の高騰が続き、厳しい状況。
【建設関連業種】原材料価格の値上がりなどの影響も続いているが、先送りとなっていた受注が回復し売上高と受注状況は前回調査と比べて改善となった。
商業(配布220/回収69/回収率31.3%)
製造業(配布140/回収51/回収率36.4%)
建設関連業種(配布130/回収29/回収率22.3%)
※ポイント(DI値)については、プラス要素の回答割合からマイナス要素の回答割合を差し引いた値で、景気動向調査の指数を意味しています。